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キャンプだけではなく災害時活躍するテント

大規模な震災により避難所生活になるかもしれません。しかし、避難所は仕切りも設置されず、プライバシーが守られない状況が長く続きます。プライバシー対策として、キャンプで使うテントが災害時の避難場所としても使えます。着替えや寝室といったプライベートを確保してくれるので、災害時のストレスが軽減されるでしょう。

防災用にテントを使うメリット

プライベート空間を確保できる

テントの中で着替えをしていても外の様子がわからないように、十分プライベートが確保できることが大切です。また、小さなお子さんがいる家庭だとテントのほうが周囲に迷惑をかける心配が減るので、安心ではないでしょうか。

エコノミークラス症候群のリスクが少ない

熊本地震では二次被害としてエコノミークラス症候群が発生しました。車中泊をしている人が、長時間同じ姿勢のまま過ごすと血流が悪くなり、血栓という血の塊が血管にできます。呼吸困難や失神などを引き起こし、最悪死に至ります。テントであれば脚を広げて寝転がったり、立ったりできるのでおすすめです。

テントの選び方

テントの大きさ

テント選びにはテントの大きさが重要です。多くのテントは何人で使うものか設定されているので、〇人用と記載されています。しかし、記載されている人数は最大収容人数です。例えば、4人家族で、4人用のテントだと荷物を置く場所がなくなってしまう恐れがあります。スペースに余裕が欲しければプラス一人分の大きさのテントを選ぶといいでしょう。

設営のしやすさ

テント設営に慣れていないと、難しく時間がかかってしまいます。緊急時にテント設営に時間がかかると疲労も大きくなるので避けたいところです。そのため、防災用のテントは設営しやすさも考慮しましょう。軽量で扱いやすいドームテントや袋から取り出すだけで設営できるワンタッチテントが、防災用に向いています。

窓やベンチレーションで空気の循環

出入口を締め切っているとテント内の空気がこもってしまいます。だからといって、出入口を開けっ放しにしておくのは防犯上よくありません。対策として窓やベンチレーションがついているテントを選びましょう。ベンチレーションとはテントの天井部分にある排気口のことです。ここからテント内の空気を外に排出することで室内を換気できます。

自分のテントを持っておくとプライバシーを守りながら避難できるので、いざという時に使えるテントを家族で一つは用意しておくのをおすすめします。