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停電時の安心につながる蓄光テープの使い方

暗い場所でも見える蓄光テープの特徴と安全に役立つ理由

蓄光テープは、光を吸収して明るい場所に置いたあと、暗くなると自ら発光する性質を持っています。素材にはストロンチウム系の蓄光顔料が使われることが多く、従来の硫化亜鉛系と比べると明るさや発光の持続時間が長いのが特徴です。停電中や夜間に視界を確保する目的で使われることが多く、光源がなくても周囲の状況が確認できるため、安全対策として取り入れられる場面が増えています。

特に階段や段差の縁、通路の端、避難経路の目印など、暗闇で位置がわかりにくい場所に貼っておくと安心感が大きく変わります。停電時は思わぬ事故につながりやすく、家具につまづいたり段差を踏み外したりする危険がありますが、蓄光テープは淡い光で場所を示すため、歩く際の不安が和らぎます。光の色はほとんどが緑系ですが、これは人の目が暗い場所で最も感度が高い波長で見やすいからです。

また、蓄光テープは電源を必要としないため、停電や非常時でも確実に働くという強みがあります。LEDライトや懐中電灯を使う前の初期行動を補助する役割としても優れており、いつでも見える目印として家庭や施設に設置される例も多く見られます。環境によりますが、照明下でしっかり蓄光させれば、暗所で数時間程度の発光が続くので、夜間の安全確保に十分役立ちます。

階段・家具・通路など家庭で使える蓄光テープの効果的な貼り方

蓄光テープを使う際は「暗くなったときに見えること」が目的なので、どこに光が必要になるのかを想像しながら貼ることが大切です。階段であれば、一段ごとの縁に沿って細く貼るだけでも段差がはっきり見えるようになります。特に上りより下りのほうが足元が見えづらいため、下り始める位置の段に重点を置くと安全性が高まります。

通路では、端に沿って細長く貼ることで、暗闇での進行方向がわかりやすくなります。夜中にトイレへ行くときや、停電した際の避難動線としても役立ちます。家具に使う場合は、角の部分や足元の突起など、つまずきやすい箇所を目印として光らせておくと安心です。とくに背の低い家具は暗所で見えにくいため、蓄光テープを少量でも貼っておくと安全性が大きく変わります。

貼る場所は平らで乾燥した面が適しており、貼り付ける前に埃や油分を落としておくと長持ちします。シールタイプの蓄光テープは剥がれにくいものが多く、屋内であれば基本的に長期間貼ったまま使用できます。また、カットして使えるタイプなら、細かい部分にも合わせて貼れるため、家庭の状況に応じて柔軟にカスタマイズできます。

誤った使い方を避けるための注意点と耐久性の確認

蓄光テープを使用する上で注意したいのは、発光量には限界があるという点です。蓄光はあくまで“目印として見える程度”の光であり、周囲を照らして明るくするライトの代わりにはなりません。暗闇で場所を示す目的で使うものと理解しておく必要があります。また、貼る場所が照明から遠すぎると十分に光をため込めず、発光時間が短くなることがあります。普段から照明が当たる位置を選ぶと効果が安定します。

屋外では雨や直射日光による劣化が起きやすく、粘着面が弱くなって剥がれる場合があります。屋外用の耐候タイプを選ぶか、必要に応じて貼り替えを行うと安心です。屋内でも長年使用していると蓄光性能が落ちることがあり、光り方が弱くなってきたと感じたら交換を検討すると良いでしょう。

さらに、床に直接貼る場合は滑りやすさを確認することが欠かせません。ツルツルした素材の蓄光テープを床に貼ると転倒の原因になることがあるため、必ず滑りにくいタイプを選ぶことが大切です。耐久性や使用環境を踏まえて適切に選べば、蓄光テープは停電時でも安心できる頼もしい目印になります。日常の中で安全を支えるための小さな備えとして、家庭でも取り入れやすいアイテムといえるでしょう。