1. >
  2. >
  3. 子どもの安全を守る防犯ブザーを使ってみよう

子どもの安全を守る防犯ブザーを使ってみよう

防犯ブザーの音量が子どもの安全にどう影響するのか

子ども向けの防犯ブザーを選ぶとき、まず確認したいのが音量です。防犯ブザーの多くは約85〜100dB前後の大きな音を発するよう設計されており、周囲に危険を知らせるためには十分な音量が必要です。一般的に100dB前後の音は、至近距離で聞くとかなり大きく感じ、周囲の大人にも異変を気づかせやすいレベルとされています。日本の文部科学省が推奨している基準も概ねこの音量帯で、子どもが屋外で使用した際でも周囲に届きやすいよう考えられています。

ただし、大きければよいというわけではなく、子どもが持ち歩くことを考えると操作しやすさとのバランスが重要です。小学校低学年の場合、引っ張る力が弱かったり、スイッチの位置がわかりにくかったりすると、いざというときに使えない可能性があります。音量に加え、子ども本人が無理なく使えるかどうかも確認しておくと、より実用的な選び方になります。

防犯ブザーは、犯罪を未然に防ぐための「抑止力」にも効果があります。ブザーを目立つ場所に装着しているだけで、不審者が近づきにくくなるという心理的効果があるといわれています。音を鳴らす場面だけでなく、普段から持ち歩いていること自体が安全につながる点も重要です。

子どもが迷わず使えるようにするための装着位置と持ち方

防犯ブザーは、どこに付けるかによって使いやすさが大きく変わります。最も一般的なのはランドセルの肩ベルトへの装着で、子どもの手が届きやすい位置であることが理由のひとつです。肩ベルトの前側に付けると、歩きながらでも片手で引っ張りやすいため、緊急時の操作性に優れています。

また、ブザーの種類によっては横引きタイプとピンを引き抜くタイプがあります。横引きタイプは力が弱い子どもでも比較的扱いやすく、瞬間的に音を出しやすいという利点があります。一方、ピンを引き抜くタイプは確実に大音量を発しやすいものが多く、誤作動を防ぐ構造になっているモデルもあります。いずれにしても、子どもの手の大きさや力に合わせて、本人が無理なく操作できるタイプを選ぶことが大切です。

自転車通学をする子どもや、習い事で夜道を歩くことがある場合は、装着場所を追加することも検討できます。たとえば上着のポケット付近に取り付けると、ランドセルを背負っていない場面でもすぐに使用できます。家族で「どこに付けたら最も使いやすいか」を確認しながら、複数のシーンを想定して装着位置を決めると安心です。

防犯ブザーを選ぶ際に知っておきたい性能と耐久性のポイント

防犯ブザーを選ぶ際は、音量のほかにも確認しておきたい要素があります。そのひとつが電池の種類と持ち時間です。ブザーによって連続作動時間は大きく異なり、長時間鳴らし続けられないモデルもあります。子どもが万が一遠くで助けを求める必要がある場合を考えると、ある程度の連続作動時間が確保されているものが望ましいといえます。また、電池交換が容易であることも、継続的に使ううえで重要です。

耐久性も確認したいポイントです。ランドセルに取り付けて日々持ち歩くことを考えると、落下や雨に強いことは必須といえます。防滴仕様のブザーは突然の雨でも壊れにくいため、屋外での使用が多い子どもには適しています。ボディがしっかりしていて衝撃に強いものを選べば、長期間にわたり安定して使うことができます。

さらに、ブザーのデザインも子どもの安心につながる部分です。キャラクター柄やカラフルなものは目立ちやすく、不審者への抑止にもなります。子ども自身が気に入ったデザインを選ぶと、普段から持ち歩く意識が自然と高まります。安全のための道具であると同時に、子どもの日常に馴染む存在であることが、長く使い続けられるポイントといえるでしょう。

防犯ブザーは、子どもの自立を支える心強いアイテムです。音量や装着位置、耐久性などを総合的に見ながら選べば、いざという時に必ず役に立ちます。家庭で定期的に使い方を確認し、安心して行動できる環境を整えておくことが大切です。