人体の中で重要な器官の一つである脳。その脳のある頭部は人体の高い位置にあり、転んでしまった場合、ダメージ―を受けやすい箇所でもあります。もし脳にダメージを受ければ生命の危機につながる恐れもあるため、保護しておく必要があります。バイク事故から頭部を守るバイクヘルメットについて解説します。

バイクヘルメットの種類

バイクに乗る際は、ヘルメットの装着は義務です。しかし、ヘルメットなら何でもいいという訳ではありません。安全基準が定められた「SGマーク」がついている必要があります。SG非認定のヘルメットは、公道では走れませんので、必ずSGマークのついているヘルメットを選ぶようにしましょう。

フルフェイスヘルメット

最も安全性が高いといわれるのがフルフェイスヘルメットです。アゴをふくむ頭全体を覆うようになっているので、どの方向からでも頭部を守れるようになっています。欠点としては、頭を覆う面積が大きいため、通気性が悪く重量も比較的重めです。しかし、ヘルメットで一番重要な安全性で優れているため、多くのライダーが使用しています。

ジェットヘルメット

オープンフェイスタイプとも呼ばれるヘルメットで、頭部全体をカバーしてくれます。フルフェイスと違ってアゴをバーしていないため、安全ではやや劣りますが、着脱しやすいメリットがあります。

ハーフタイプ

半キャップ型といわれる頭頂部を覆うタイプのヘルメットです。着脱しやすく価格帯もお手頃のため、原付バイクに乗る人がかぶっているのをよく見かけると思います。ただし、顔や後頭部は保護されず、安全規格をクリアしたヘルメットでも125cc以下用として販売されているのがほとんどです。

ヘルメットの選び方

デザインや形状だけではなく、安全性はヘルメット選びに置いて一番重要なポイントです。二輪事故の死亡者の半数は頭部への受傷で亡くなられています。原付バイクだからとハーフタイプを選択される方も多いですが、安全性という面ではあまり期待できません。原付バイクでも安全性の高いジェットヘルメットをおすすめします。
また、ヘルメット購入ではサイズも重要です。ヘルメットのサイズは頭の外周を基準にサイズ分けされています。ただし、ヘルメットメーカーによって微妙な違いがありますので、実際にかぶってみましょう。きついのはもちろん、頭をふってずれやすいのもやめておくこと。万が一の際、外れてしまう恐れがあります。

買い替える際は古いヘルメットは処分してしまいましょう。ヘルメットは状態によって売却が可能です。ヘルメット買取店なら手間がかからず、すぐに処分できます。売れないヘルメットでも無料で引き取ってもらえるかもしれないので、一度査定に出すことをおすすめします。
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