防災意識を高めるには

自然災害はいつ起きるのかわかりません。いざというときのために準備しておき、防災意識を高めておくこと必要があります。日ごろから防災意識を高めるような取り組みが大切です。
防災は自助が重要
警察や消防・自衛隊など災害発生時には行政機関が最善を尽くして対応に当たりますが、必ずしも十分とはいえません。まず、「自分たちの身は自分守る」という考えが大切です。災害が発生すると避難指示が出されますが、対象のエリアに出されるもので個人に出されるものではありません。そのため、災害が起こっても自分は大丈夫という先入観が働いてしまい、避難が遅れたというケースが多々あります。また、無事避難できても被災地に支援物資が届くのには時間がかかります。そのため災害を想定して自分で準備しておくことが大切です。
家族で防災に取り組む
「自分たちの身は自分で守る」ために準備しておきます。
避難場所や連絡方法について話し合っておく
大災害が発生した場合、道路の破損や火災などにより、警察や消防など公共機関がマヒする恐れがあります。災害にあったことを想定して、家族間で避難場所や避難方法、連絡方法について日ごろから話し合っておきましょう。災害にあった場合の役割についても話し合って分担しておきます。
非常持出品の準備
災害時、水道や電気、ガスなどが使えないといった事態がありえます。災害発生時数日間、自足できるように準備しておきましょう。また、非常持出品はすぐに取り出せる場所に保管しておきます。
家具やガラスに防災グッズを取り付ける
地震で家具が転倒しないように固定金具をつけて固定しておきましょう。ガラスも飛散防止のために防止フィルムを貼りつけます。
災害をイメージする
実際に災害が起こったときあわてないように、災害をイメージしておくことが大事です。例えば「地震が発生したらどうするのか?」と家族で話し合ってみましょう。「物が倒れてドアを塞いでしまうかもしれない」とイメージすることができます。物が倒れているなら「それじゃあ、どうするのか?」と想定しておくことで、実際に災害が起きてもあわてないようになるでしょう。
災害に備えるために
まずは災害について興味を持つことが大切です。そこから災害をイメージすることで、生まれた不安や疑問を解決するためにどうすればいいのか考えられるようになります。少しでも解決していくことで災害に対する備えが進んでいきます。毎日考える必要はなく、テレビや会話などから思い浮かんだ際にちょっと考えるだけでも違ってくるでしょう。