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事前に避難場所を確認しておこう

避難場所について

地震や集中豪雨など、日本に住んでいる限り、私たちの生活はいつ災害に遭うかわからない状態です。
万が一災害が発生した場合には、自治体ごとに避難するべき場所が定められています。
どこにいつ避難したらいいのかを日ごろからよく把握し、災害が起きた際には慌てず冷静に行動することが大切です。

避難情報にはいくつかのレベルがあり、最大限のレベル5の場合には「緊急安全確保」ということで、命を守るために最善の行動を取る必要があります。
例えば土砂災害や水害の場合には、建物の斜面とは反対側にある、2階以上の部屋に移動することが最善の行為の一つとして求められます。
警戒レベル4というのは一刻も速く避難が必要な状態で、危険な場所から全員避難することが大切です。
また、警戒レベル3では危険な場所から高齢者等が避難することが必要です。

避難場所には大きく分けて「避難場所」と「避難所」の2種類があります。
避難場所というのは大きな公園・広場などで、一時的に避難する場所に相当します。
一方、避難所のほうは災害によって家にいることができない、戻れなくなった場合に、一定期間滞在するための施設として用意されています。

避難所としては、一般的に小学校や中学校が割り当てられています。
指定避難所は居住するエリアごとに定められていますので、その土地に住み始めるタイミングで必ずどこになるかを確認しておきましょう。

指定避難所には「指定緊急避難場所」や「広域避難場所」「一時避難場所」などの種類があります。
特に指定緊急避難場所は、災害の危険から命を守り、緊急的に避難をする大切な場所です。
国土地理院の「指定緊急避難場所データ」などでも場所を確認できますので、必ず確認して家族の間で徹底させておくようにしましょう。

避難するタイミング

各自治体は災害などが起こった場合に避難情報を発しますが、「高齢者等避難開始」が発令された時点から指定の緊急避難場所が開設され始めます。
夜遅くなってからの避難は非常に危険ですので、できるだけ日没前に避難を完了することが大切です。
避難するタイミングに関しては各地方自治体で細かな規定がありますので、普段から参考にしておくことをおすすめします。

避難所での生活

避難所での生活は、もちろん自宅にいるときのように快適なものではありません。
例えば東京都の場合、避難所では2人に対して3.3平方メートル(畳2畳分)のスペースが割り当てられていますが、プライバシーなどを自宅同様に守ることは難しいと考えるべきでしょう。

避難所は多くの人たちが共存する場所ですので、ルールを守り、マナーを尊重した上でお互いに助け合うことが何よりも大切です。
特に、高齢者や子どもなどへの心配りも忘れないようにしなくてはなりません。