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災害時の連絡手段

災害時の連絡はSNSなどのインターネットがおすすめ

地震や台風など災害時の連絡は、スマホアプリやSNSサービスを利用するのがおすすめです。
昔は携帯電話が主流でしたが、近年はスマートフォンが普及し、日本では8割以上がスマホを利用しているといわれています。
スマホならLINEやTwitter、FacebookなどのSNSアプリや、通話アプリが使えます。
これらのアプリは電話回線ではなくインターネット通信が使われていますから、電話回線に比べて繋がりやすく、連絡手段や情報の収集に活用できます。

たとえばLINEなら、連絡を取りたい人を事前にグループ登録しておく、Twitterなどはその人をフォローしておけばいざというときに慌てずに連絡がとれるでしょう。
たとえ直接話せなくても、LINEでトークし、グループの人たちから既読がつくだけでもメッセージが読める状態であることが分かりますから、ひとまずは安心できます。

災害時の連絡手段でおすすめは「災害伝言ダイヤル」

災害時の安否確認や連絡では、災害伝言ダイヤルや、災害用伝言板を活用するのがおすすめです。
NTTやドコモ、au、ソフトバンクなどの大手の通信事業会社は、災害時に連絡が取れる「災害伝言ダイヤル」や「災害用伝言板アプリ」を提供しています。
災害時はみんなが一斉に連絡をとろうとしますから、音声通話がつながりにくくなります。
災害伝言サービスの方が相手と連絡をつけやすくなりますし、電話通信の混雑緩和につながるのでおすすめです。

伝言サービスは、連絡したい電話番号の前に「171」に「1」または「2」を入力して送信すると、伝言を残したり再生したりできるサービスです。
「171」+「1」+「連絡を取りたい人の電話番号」で、自分の伝言を録音することができます。
「171」+「2」+「連絡を取りたい人の電話番号」を入力すると、相手の伝言を再生できます。

また、Facebookでは災害時だけに使える「災害支援ハブ」機能があります。
災害が発生したときに、Facebookでつながっている家族や友人などに安否を伝えたり、確認したりできるサービスです。

被災地へ電話をするのは避けよう

災害が発生すると、大勢の人が被災地へ一斉に電話し、安否を確認しようとします。
電話回線が非常に混雑しますから、電話を使うのはおすすめできません。
回線が混雑してつながりにくくなると、救助支援など一刻を争う大切な連絡が取れなくなり、人命に関わります。

インターネットを使うのがおすすめですが、インターネットも電話と同様に回線でつながっていますから、一斉に送受信が行われると混雑してつながりにくくなります。
災害伝言ダイヤルなどの専用アプリなどのサービスを使う方が、スムーズに安否確認が行えるでしょう。
事前にアプリなどの使い方を確認して、いざというときに慌てないようにしておきましょう。