うちでは雑種の猫を飼っています。1年前に娘の友達が飼っている猫に赤ちゃんが生まれ、譲ってもらいました。当初、ペットを飼うのは反対でしたが、子どもたちの熱意に負けてしまいました。今では家族の愛情を受けながら、自由気ままに過ごしています。
災害に関するサイトを運営していますので、もしも地震があった場合の対策について書いていきたいと思います。

地震が起きた場合

地震が起きたら、ペットはパニックになるでしょう。そこで飼い主までパニックになってはいけません。まずは落ち着くことが大切です。周囲の状況を把握し、意識はあるのか、ケガはしていないかなどペットの様子を確認します。
猫はパニックになっていると攻撃的になっている場合があるので、気をつけましょう。

避難場所への移動

同時避難が原則です。同時避難とは飼い主がペットを連れて避難することです。ただし、飼い主とペットが共に生活する同伴避難ではないので混同しないようにしてください。ペット受け入れ可の避難所は人とペットで避難エリアを分けており、人間の生活エリアにペットの持ち込みは許可されていません。避難所によってルールが異なるので、お住まいの自治体がどのような方針なのかチェックしておくといいでしょう。
移動時は逃げ出したりしないように必ずキャリーケースを使います。

準備しておきたいこと

ペット用の避難袋

避難所では人間用の食料や物資は支給されますが、ペット用の物資はほとんどありません。東日本大震災では、ペット用の救援物資運搬車両が緊急車両認められず、物資が届くのに時間がかかった例もあるので、食料や水、薬、排泄物の処理用具など飼い主が準備しておく必要があります。
災害時はペットもストレスを感じているため、食事を受け付けなかったり、排泄できなかったりします。できるだけ「普段通りのもの」を用意しておくことが大切です。

健康管理

避難場所によっては、多数の動物が集められた状態になります。非常時は衛生状態や栄養状態が悪く、病気になってしまう恐れもあるため、病気の感染予防のためにワクチン接種は大切です。また、日頃から清潔にしてノミ・ダニを予防しておきましょう。

しつけ

避難場所や保護施設など、普段と異なる環境で生活する場合、ストレスを緩和するために普段から飼い主以外の人やキャリーケースやゲージに慣らしておきましょう。

いざとなった場合、ペットの命を守れるのは飼い主だけです。普段から被災した場合に備えて、準備しておくことが大切です。